「そらみみ茶房」はこちらへ引越しました。
2004年10月01日
「チーム・らくがき」
またひとつ歳をとってしまいました。でもこれからを考えると今現在が一番若いのです。(うけうり)今日は清々しい良いお天気だったな~。
さて今月の一品、過去の作品からごちゃまぜに選んで載せてきましたが、できることならできたてホヤホヤの「今月の一品のための版画」を載せたいな・・・と思っていました。これからしばらくは落書きみたいにできた小さなホヤホヤの「チーム・らくがき」を中心に、今までのような作品も織り交ぜながら掲載していく予定です。
2004年09月02日
そうだ 浅草、寄ろう。

雲の形が北斎の「凱風快晴」(赤富士)みたいです。五重塔のライトアップもきれいなんですよ~。
さて、そらみみを順調に更新しているということは・・・。そうです。またしばらく音沙汰なくなるかもしれません。版画は年内休まず営業になりそうです。たまには声を掛けてくださいね~。
2004年08月31日
充実ぶりに困惑
というわけで、目の前に「八重洲ブックセンター」があるというのに素通りはできません。地元では、気になる本をちょっと観てみて買うかどうか決めるというような環境がないので、大きい本屋さんがあると吸い込まれてしまうわけです。ずっと観たかった銅版画集・・・あった!観るだけ。最近気になっている歌舞伎や俳句のコーナーもそれぞれの充実ぶりに困惑。「どうしよう帰らなければ、浅草へ。」
そうなのです。足利の人間が足利に帰る前にまず東京で帰る場所、浅草。故あってここにも行きたいところが山ほどあったのです。2時間押しのため、その山の中から厳選した予定の6カ所中、寄れたのは3カ所。お店が閉まるのが早いのです。
・・・そうでした、秋に個展があるではありませんか。その時「朝浅草」してみよう。会社に行く前に朝マックするほど余裕のある人がどの位いるのだろうかと思うと約束はできませんが、年明け頃には北千住発ルミネ派の貴方(貴方ですよ)にもお勧めの、まずは早起きのお店を紹介できるようにしておきたいと思います。
試しに3回ほど日記風に書いてみました。もうしません。1日を3回に分けて書いて止めるのを何坊主というのでしょうか。
2004年08月27日
とらえどころのない何かからの影響であることへの確信
というわけで、てぬぐい展をやっている「最寄り駅、表参道」のオーパギャラリーさん、11月には個展をやらせていただくので、レイアウトのアイデアなどもいただき、指折り数えたら意外と日が無いことに愕然としつつ、クレヨンハウス、キデイランドを経由し第二の目的地である大丸ミュージアム東京へ。トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の素敵な仲間たち展」です。
私はムーミンを観て育ちました。もちろん岸田今日子さんの声の方です。アニメのムーミンとヤンソンのムーミンは違うといえば違うのですが、アニメのムーミンにも「かわいいだけではない何か」がありました。そしてそれはとらえどころのないまま心の奥深くに住みついて、現在の私の作品づくりにも影響を及ぼしているように感じます。「なぜだかわからないけど恐くて観られなかった」という友人の興味深い発言も聞いたことがあります。
会場では皆さんが、小さく緻密な作品に顔を近づけて熱心に見入っておりました。小さな花、一枚の葉っぱでさえもヤンソンが描くと宝物のようです。そんなわけなので、その人にどいていただかないと、自分が観られない、自分がどかないと次の人が観られないという状況の中、なるべく人口密度が低いところをねらっていくという作戦でいきましたが、平日夏休み、でもどうやらみんな私と同世代という盛況ぶりでした。
そういえば、押尾コータローさんを初めて観たとき思いました。「スナフキン、あの曲やっぱりひとりで弾いてたんだ」。
http://www.moomin.co.jp/HTML/spevent/Tove-event/Tove-event.html もう、終わってしまいましたが。
2004年08月24日
いいですよ、てぬぐいは。
てぬぐい展に行きました。もともとてぬぐいのような布物は好きだったのですが、作るとなるとわからないことばかり。職人さんはさすがで、結果的にはイメージ通りに出来上がり愛着もひとしおなのですが、もっと良いものを作るためにもと、皆さんのてぬぐいを観に行って参りました。
参加者30人以上、ひとりが何種類か出していたり色違いがあったり、値段も1,000円くらいからなので、選ぶ楽しさがあります。よく絵などは「自分だったらどれが欲しいかという目で観ると良い」などということを耳にしますが、「すいません、これください」と実際言えちゃいます。どんどん言ってください。これだけバラエティに富んだてぬぐいが揃う機会はなかなか無いと思うので、てぬぐい好き、布好きの方には本当にお勧めです。
浅草のてぬぐい専門店「ふじ屋」にも寄りましたが、こちらのてぬぐいは季節にぴったり。朝顔のボカシの美しいこと。
たためばハンカチとさほど変わらないコンパクトさながら、冷房でモモのあたりがスースーするときはサッと膝掛けに、気合を入れたい時はギュッと鉢巻きに、布として巾着などの小物に仕立ててもかわいいし、額に入れて飾ってもいい。
いいですよ、てぬぐいは。
*オーパさんでのてぬぐい展、後半が20日から始まっています。 26日はお休みで、9月1日までです。
2004年08月23日
日曜の夜
山南さんが切腹しちゃいました。その後、教育テレビでやっていた歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」では早野勘平が切腹。なんてヘビーな日曜の夜。切腹しなくてもよかったんですよ。 ふたりとも。(泣)
2004年08月14日
下野新聞で紹介していただきました。
8月8日の下野新聞文化面「美今人(イマジン)」のコーナーに掲載していただきました。作品づくりのきっかけなどのお話しや、好きな作家、作品「鏡湖伝説」も載っています。
2004年08月09日
は~なび~っ!



夕焼けなのに雨の中始まった今年の花火大会、夕立の名残の雨は程無く止んで今年も満喫いたしました。
隣に座っていた3歳くらいの女の子が、ドンドンバンバン上がり始めたとたんに仁王立ちになり、本能的にきれいだと感激したのでしょう、「た~まや~」「か~ぎや~」の間合いで、「は~なび~っ!」とおもいっきり叫んだのにはやられました。でもきれいなのも2時間続くと飽きるらしく、後半は買ってもらった光る棒で「釣り」の世界に浸っておりました。(気になるなぁ)ちょうど棒がうまい具合にしなるので、ブルブルさせてみたりして、なにかがたくさん釣れていた模様です。うしろの男性の花火に対するコメントも、いつもなら聞き流すところですが、その辛口ぶりが新鮮で、思わず聞き耳を立ててしまいました。
写真は仕掛け花火ではなく、あえて尺玉コンクール作品(たぶん)を。近くだと音も凄まじく「は~なび~っ!」なのです。
2004年08月06日
花見の会は締め切りました
すっかりご無沙汰してしまいました。皆さまいかがお過ごしでしょうか?私は頒布会、カレンダー、年賀状のことなどを考えて、汗ダラダラで雪だるま彫ったりしてました。
6年目となる頒布会「花見の会」ですが、今期の会員の募集を締め切らせていただきました。第1回頒布作品、会員の皆様のお手元に届いた頃でしょうか。
頒布会の名称のことについて、たまにご質問をいただくのですが、毎年同じ季節、同じ場所に花が咲くように、毎回同じ季節にいろんな同じ場所で、封筒を開き、作品を見ていただけたら素敵だな・・・などと考えてつけました。南北に長い日本は実際には花の咲く時期も種類も違いますが、私が送った封筒は東も西も南も北も殆ど同時に開いて、皆さんに同じ物を見ていただいていると思うと、なんだか不思議で、そして本当にありがたい気持ちになります。秋も冬も春も楽しみにしていただけるようこれからも頑張って続けます。
毎年同じ季節、同じ場所に花が咲く平和も続きますように。
2004年06月11日
個展と木版画祭り、無事終了しました。
普段、こんなに自分の作ったものに囲まれることも、離れた位置から見ることもないので、会場にいると様々なことを考えます。
みなさんにいろんなお話しや感想を聞かせていただき、懐かしい人に会えて昔話に花が咲いたり、新しい作品のイメージがふつふつとわいてきたり、始まると本当にアッという間のとてもいい期間でした。
はなみちさん、そしてオーパさんに、お忙しい中お越しいただいた皆様、何度も足を運んでくださった皆様、気になりつつも都合のつかなかった皆様、何かとお気遣いいただきましたギャラリーの皆様、いろいろお手伝いくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。 私は今日も彫っています。
2004年06月04日
変のはじまり
今月6月の一品は「夜のはじまり」。今回の個展の案内ハガキにも使っています。夜に作業することが多いせいか、夜は一日の終わりというより、これからはじまるという感覚なのです。作品の題名に「夜」が付くものも多い。24時頃が一日で一番頭冴えてます。
ところで、その案内ハガキを見た友達曰く「わっ!恋のはじまりだって・・・」
いったいどこから出て来たその題名?大丈夫ですか~?
私は「恋」と書こうとすると必ず間違えて「変」と書いてしまうのですが、「恋のはじまり」という作品ができたら、その友達に一番に見て貰いたいものですね。あー、でもなんだか「変」がはじまった方が限りなく面白いものができそう。
・・・HPの引っ越し準備中です。
2004年05月28日
マメなわたし
「摺りモード」に入ると右手の指の関節にバレンのマメができるのですが、そのマメ、中指、薬指、小指とグラデーション状にクッキリとなっていきます。以前何かで見た摺り師の指もそうでした。もっとも、摺り師さんはマメなんかではなく、立派なタコでしたけれど。憧れるなぁ・・・タコ。「なんでそんなところに?」なんて聞かれてみたい。何もかも自己流なので、彫刻刀の使い方が間違っていることにずっと後で気づき、これは直すべきと思ったものの、全然彫れなくて今も間違ったまま使っている私なのですが、バレンの握り方は合っているということで良いのでしょうか。
バレンといえば、みんな使ったことあるのに記憶の一番奥の方で眠っているようですね。私が、「あれ、なんていうんだっけ、ほらあれ」と聞かれた時は、75%くらいの確率でバレンのことです。
またしばらく別の作業をやっているうちにマメはすっかり消えてしまいますが、これができると「なんか私、仕事してるわー」という気分になります。ことのほか。
おすすめ展覧会情報(3)
先日、事前に個展の取材をしていただけるということで、宇都宮の「ギャラリーはなみち」さんに行ってきました。いよいよという感じです。
帰りに栃木県立美術館で開催中の「エミール・ノルデ展」にも寄ってきました。こちらもまた、ずっと気になっていたのです。宇都宮に縁ができたおかげでタイミング良く観ることができ、とてもラッキーです。
それで、これがまたまたいいのです。想像していた何倍も。「描かれざる絵」と呼ばれる絵が特に観たかったのですが、これはナチ政権下で頽廃芸術とされ、制作活動も禁止され、それでも描くことを続けようとしたノルデが、サイズも小さく、匂いの強い油絵具も使わず、「油彩画で描くことができなかった絵画」という意味をこめて命名したそうです。いつか全部を観てみたいものです。
もともと水彩画も描いていたのですが、その中にとても不思議なマチエールの作品があって、後で図録を読んだところ、霜や雪の日に外に出て紙の上で絵の具を凍らせ、結晶して放射状に広がったものなんだとか。全体的に色がもの凄くきれいです。木版や銅版の前も、何度も行ったり来たりしてしまいました。(こちらは主にモノクロ)
5月30日までやっているので個展と2日重なります。ぜひ観に行ってください。順番は・・・ノルデを後にしてもらおうかな。いや、先かな。どっちにしても宇都宮の記憶はノルデに・・・。
http://www.art.pref.tochigi.jp/t-gallery/index-j.html
重なるといえば、以前おすすめした谷中安規、ただいま須坂へと巡回中で、6月6日からは宇都宮美術館です。(県立とは別の場所にあるので注意)こちらは1日重なります。行ってください。宇都宮の記憶は・・・。
2004年05月21日
「壺」と「まどさん」のお話し
5月の一品は壺です。今度デザインした「てぬぐい」も壺です。壺が好きなのです。生き物のような気配がしてなんだか怪しいし、口の狭い壺の、のぞいても何も見えないところなども空想をかき立てられます。真っ暗な空間が無限に広がっていたり、大きな人が小さくなって隠れていたり・・・。
前回、難波田史男のことを書きましたが、ずっと気になっていた「まど・みちお画集 とおいところ」(新潮社)を先日やっと購入しまして、これがまたいいのです。まどさんの詩や童謡は有名ですが、(「つぼ」という短い詩も二編あります)誰に見せるともなく抽象画を描いていた時期があり、無心というか、気が付くと夜が明けていたそうです。「絵を見る時くらいは、自分の視覚を自由にさせておいてやりたいと思う、ということだろう」という、まどさんが抽象画を好きな理由、まどさんがたくさんの詩を生み出している詩人であることを考えると、どこまでも深いです。
http://www.chihiro.jp/azumino/exb08.htm
2004年05月09日
おすすめ展覧会情報(2)
個展の準備も佳境に入ってまいりました。「摺り」というのはつくづく難しいものです。最近は同じ版を何度も使って摺り重ねていき、予想外にいろんな色が「じんわり」と混ざり合う感じが面白かったりガックリきたり。紙を湿らせて摺るので水張りで乾かす合間に、またしてもラベル化できなかった案内ハガキの宛名などもせっせと書いております。
昨日は、近くの河原で20分くらい花火が打ち上げられるということで、ふらりとひとりで出掛けてみました。周りに人影は無く、でも目の前ではバンバン仕掛け花火が上がっているという、不思議な夢のような感覚。刻々と空の色が濃くなる中、暑くもなく寒くもなく、くっきりクリアなこの季節の花火もなかなか良いものです。そういえば去年の夏の花火の時も個展の準備が佳境に入っていたような。
さて、そんなさなかに展覧会情報第2弾です。「難波田史男(なんばたふみお)」は抽象画家難波田龍起の次男で学生の時から活躍していましたが、フェリーからの転落事故により32歳の若さで亡くなっています。お隣の桐生市にある「大川美術館」には、長男紀夫の作品もあわせ「難波田ファミリー」のこじんまりとしたコーナーがあり、この美術館に行くといつもそこで一番時間を費やしてしまいます。何年か前には、史男作品をたくさん所蔵している世田谷美術館にも観に行きましたが、その場を立ち去りがたいものがありました。ペンと水彩の絵が特に好きなのですが、それがもうなんというか、ため息が出るくらい美しいのです。今回の展覧会、どうも行けそうにないのですが、会期が終わりに近づくにつれ、なんだかもったいない気持ちで、せめてどなたか変わりに行っていただけたらと。「新日曜美術館」の終わり方のコーナーでも紹介されていましたが、いつもはナレーションが入るところを字幕で紹介という粋なはからい。
特に毎日忙しくお疲れのあなた、決して「癒し」ではないかも知れませんが、しーんと静かに、頭を空っぽにしてこの色彩に包まれてみてください。
「没後30年 駆け抜けた青春 難波田史男展」2004年4月10日(土)~5月16日(日)
東京ステーションギャラリー
JR東京駅・丸の内中央口下車、赤煉瓦駅舎内
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
2004年03月10日
助っ人外国人選手
同じ「なつかしい」でも話はガラリと変わるのですが、実はわたくし過去に2回程プロ野球マニアな時期がありまして、昔の助っ人外国人といわれる選手の名前を聞いたりすると、それもすごくなつかしくなってしまいます。
先日、教育テレビの「トップランナー」に作家の江國香織さんが出ていたのですが、大の阪神ファンということで、お気に入りのランキングのコーナーが「女心をくすぐる阪神タイガース選手」でした。
5位 江夏豊、4位 新庄剛志、3位 矢野輝弘、2位 古沢憲司、そして第1位はマイク・ラインバック。あ~なつかしい。
そしたらこの前、強肩ウイリアムスの話がラジオから聞こえてきて、またまたなつかしくなってしまいました。ウイリアムスとくればマルカーノ。当時オールスターと日本シリーズくらいしか見ることのないパ・リーグの選手にやたら詳しい子供だった私は、そう、阪急ブレーブスの大ファンだったのでした。
2004年03月08日
「草之丞の話」のお話し
それで、その江國香織さんの「つめたいよるに」(理論社)の中に入っているお話のひとつが飯野和好さんのすばらしい絵でA5判の絵本になった「草之丞(くさのじょう)の話」(旬報社)。唐突ですが、この本は鈴木京香ファンの人にお勧めしたい。(確かそこのあなたとあなた、そしてあなたもファンだと言っていたような記憶があります)というのもこの本に出てくる母親、天真爛漫で凛としたところもあって、ドラマにするなら京香さんがピタリはまり役だと思うのです。私、もしかしたら既にもうこのドラマを見たことあるのかも知れません。
さて、めずらしくトントンと続けて書きましたが、5月に個展の予定が入りまして、これからまた恒例の「音沙汰無くなりますが概ね元気」期間に入ります。個展の詳細は追々「お知らせ」のコーナーに載せますが、3月1日発売の「版画芸術123号」のインフォメーション展覧会情報のページに掲載していただいてます。(わーぃ!!)
5月29日から6月6日、宇都宮市の「ギャラリーはなみち」さんです。あと、てぬぐいのデザインなんかもしていますよ。
2004年03月04日
「なつかしい」のお話
今更ですが、一応、3月3日を過ぎてお雛様が一番上に出ているのはどうかと思いまして、久々に書いてみようかと・・・。
NHKの番組テーマ曲って耳に残る良い曲が多いと思っているのですが、以前、日曜日の夜にやっているNHKアーカイブスで「新日本紀行」の曲が流れて来たとき、ものすごくなつかしい気持ちになりました。この番組に思い入れがあったとかそういうのではなく、子供の頃の夕方の気持ちを思い起こさせるというか、そんな種類のなつかしさです。今聞いているテーマ曲が、何年か後にどんな気持ちを呼び起こすのか。確かめるには長生きしないといけませんね。
そういえば版画を見て「なつかしい感じがする」と言っていただくことがたまにあります。一瞬の情景を同じように見ていた気がして、なんだか嬉しかったりするのです。
2004年02月04日
顔がいのち

マッチ箱アート「豆雛」
2004年01月26日
ご報告というか・・・
安規さん、棟方さん、やっと行くことができました。
表現の方法は無限にあるのに、私はどうしてこんなにも木版画が好きなのか・・・。言葉でうまく説明できないのですが、「これだもん、しょうがないじゃん」って。
そして今しみじみと、「しょうがないよねぇ、あれだもん」って。





