
無常にこぼれ落ちる刹那の滴は満ちることの無い月に照らされて
バレリーナ

204mm×145mm
鏡の中に映る下弦の月は蒼く
砕けたガラス素足で踏んだ 散らばる花びら指で集めて
あなたのことをあなたの名前を呼んだ
あなたが来なければ私は一人で悲しい舞台の幕開け待つ
私の恋バレエのように厳粛でぎこちないけれど
心はいつもいつでもきっとときめいてる
あなたがいなければ私は一人で白鳥を踊れずにさまよう
大きな鏡に映るガラス細工のバレリーナ
はばたく手だてもなくて言葉はなくしたまま
あなたが来なければ私は一人で悲しい舞台の幕開け待つ
あなたがいなければ私は一人で白鳥になれずにさまよう
大きな鏡に映るガラス細工のバレリーナ
飛び立つ勇気もなくて粉々に崩れ落ちる
鏡の中に映る下弦の月は蒼く
心の奥に深く突き刺す夜のナイフ
大きな鏡に映る少女は大人の顔
飛び立つ手だてもなくて粉々に崩れてゆく
東へ・・・

147mm×203mm
(インストゥルメンタル)
せつな

204mm×140mm
黒いしじまの中驚くように跳ねた
窓辺の小さな魚これが最初の合図
子供達の夢はここから始まる
回転木場に乗って知らない星行けるかな?
絵本を読んでくれたやさしい声がいつか
遠くに消えかかりそのまま吸い込まれた
子供達の夢はここから始まる
つづきの物語の主人公になれるね
不思議なしゃぼん玉使いは虹色で自分を包み
はじけて消えたまま今だに行方知れず
……まだたきをしただけで見失ってしまう
一瞬の出来事があまりにも多すぎて……
しとしと空は今日も泣き虫でしょうがない
ザーザー降りの雨はとりつくしまもない
目印の星が出なければもとの世界へ帰れない
みんな僕のことなんて忘れてしまったかも
パントマイムの白いピエロは赤い星の涙を流して
ゆがんだ笑顔を見せたきり動かない
あなたの音

125mm×195mm
あなたの笑顔こんなに近く
あなたの声が今はっきりと
再会を祝してさしのべたその
両手のぬくもりがなつかしく
私の心の扉に伝わり
あなたの音が響く
あなたの声がこんなに近く
信じられないことまた逢えたこと
風のようなあなたはとても自由
あなたが作る音いつも
新しいことを教えてくれる
航海

90mm×140mm
あなたが言ったぽつんと言った
明日の朝早くにあの舟で
遠くの国へ七つの海を
もう二度と会えないかも
少女の頃の夢がかなう
私は今夜一つの小さな人形になり
あなたの鞄の片隅で息をひそめる
静かでひとり寂しい時も
暗い嵐の夜もそばにいてあげる





